映画「女はみんな生きている」
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/06/11
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アバンセ(佐賀市)の映画上映会へ行ってきました。
フランス女性監督コリーヌ・セローの「女はみんな生きている」の上映でした。
数年前に映画化されてるのですが、私は初めて観る作品。
題名にあまり魅かれなかったのですが、あらすじを読んですごく観たくなり、仕事が休みだったので観に行くことにしたんです。
観客は女性ばかりだろうと思ってたのですが、男性も多かったのが意外でした。
朝食作って、夫を起こして、息子の世話して、会社に行って、また夕食を作って・・・。
平凡な主婦が、訳ありな娼婦と出会い、とんでもないドラマが始まる。
亭主:何の料理をしているんだ?
主婦:お魚
息子:肉はないの?
主婦:ないわ
息子:魚は嫌いだ。クソくらえ!
主婦:今。何と言ったの?
息子:魚は嫌いだ
主婦:あなた達のために料理するのは今日が最後よ
明日からは自分達でやって
息子:マジかよ
主婦:口に気をつけて
亭主:何だ 戦争か?
主婦:全面戦争よ!
ドキドキさせられたり、笑わせてくれたり、最後には感動して。
2時間があっという間に過ぎてしまいました。
映画について、コリーヌ・セロー監督が語った文章の抜粋
原題の「chaos(カオス)」とは、ギリシャ語で秩序が生まれる前のことを言います。
今の世の中にもやはり秩序がありません。
秩序があるように見えて、実は混沌としているのです。
この映画では、これから秩序が生まれるという希望を描こうと思いました。
映画の中で4人の女性は、否定することで新たな一歩を踏み出そうとします。
「NO」と言えたことが、新しい自分の始まり、秩序が生まれるきっかけなのです。